信仰ミニストリーズ1999年7月

極東ロシアでの

フェイス・イン・アクション聖書学校

信仰ミニストリーズのニュース　1999年7月

ハバロフスクでのマーチ・フォー・ジーザス

ノエル・モーリス師のミニストリーレポート
5/15に妻のイーディスは猫のタイガーとともに、日本を発ってニュージーランドに向かいました。その後私はニュージーランドに送るための荷造りをしました。引越しのときに手伝ってくれた、グレゴリー一家（後に私たちの後に引っ越してきました）と教会の方々に感謝します。５月２１日に私の宣教師のビザの終了手続きをして、ついに日本を離れロシアに向かう準備を行いました。

　５月２２日のマーチ・フォー・ジーザスに参加するためにハバロフスクに向かいました。空は雲で覆われており、冷たい風が吹いていました。しかし１５以上の教会から、７００人のクリスチャンたちが街頭でのマーチのために集まってきました。マーチの終わりには、ステージが設置されたフットボールスタジアムに皆が集まってきました。多くの教会からワーシップチームが集まり、会衆を礼拝へと導き、約２時間続きました。会衆はだんだん増えていき、冷たい強風にもかかわらず、約１０００人の人が集まりました。

　その後私は夜行列車に乗って５月２４日にウラジオストックに着きました。それからの３週間はフェイス・イン・アクション・聖書学校で忙しく教える日々でした。私の担当は、ヘブル書といやしについてのコースでした。６月１１日に卒業することになっていた１３人の上級生が卒業するための事務手続きが多く残っていました。この聖書学校での期間を通して彼らが神の人となっていくことを見ることは大変大きな喜びでした。　バロディアという一人の男性は、２０年間上がったり下がったりという信仰生活を送っていましたが、今では成長したクリスチャンとなっていると、彼のことを知っている人々も彼のことを評価しています。彼らは皆、いろいろな意味で主にあって成長しています。そして今や彼らはロシアの極東の町々、村々の教会で奉仕するために出て行くのです。

ジェンヤとノエル・モーリス　　　　　　ジーナとスタス

　彼らの卒業式の後、最年長であった２人の学生が結婚しました。代々続いてきたクリスチャンホームの中で救われ、ご主人を亡くし、曾孫までいるジーナ（５４才）と、２７年間の牢獄生活の中で主に出会った、スタスの二人です。ロシアの学生たちの中で結婚したカップルの中で、私が初めて出席した結婚式でした。とても喜ばしい、思い出に残るカップルです。

　同じ週の週末に宗教と法律に関するセミナーがウラジオストックで持たれました。講師はモスクワから来た、宗教法律学院のアナトリ・チェリィンツセフでした。彼は最近マガダンの教会に関する裁判とモスクワのエホバの証人の件に関わっていました。何れのケースでも法律的には不利な立場でありながら、教会側の勝訴でした。私にとっては大変有益なセミナーで、ロシアの教会のおかれている立場に関していろいろな質問をすることができました。

アナトリ・チェリィンツセフ氏

　もう一つの私たちの関心事は、私たちが聖書学校として使っている、軍の施設の半分を購入する可能性が出てきたことです。この建物はオークションにかけられるとになっていたのですが、私たちが手付金として全体の３０％を払い、その２ヶ月後に残りの分を支払えば手に入れる事ができるのです。このための費用は約１５０万円かそれ以上と思われます。

　この文章をニュージーランドへの飛行機の中で書いています。そして主が私たちに新しい事が今起きていることを感じています。現在私たちはオークランドの家を売り、ハミルトンに移りました。イーディスはその新しい生活への準備を始めています。また私のこれからの生活のために、主の導きの中でどのような仕事をしてゆくべきかが示されるよう、お祈りください。

　私たちが日本に住んでいたときやロシアでの働きの間、皆さんがお祈りと励まし、また経済的な援助で支えてくださったことに心から感謝します。今後も主が与えてくださる冒険に、私たちとともに立ち続けてくださるよう、お願いします。

常盤兄より
　いつも皆さんのお祈りと、尊い捧げものを感謝します。ロシアの聖書学校の学びが祝福され、また彼らへの必要も主にあって満たされつつあることを感謝しています。私自身も、この働きを通して皆さんと一緒に、主が私たち日本のクリスチャンを通して、ロシアで素晴らしいことをされることを見ていきたいと思っています。
　今回モーリス師が書かれていたように、８月中に聖書学校の建物を購入できる可能性が出てきています。もし主がこの必要のために援助することを語られていると思う方は、あなたが援助できる額をe-mailか電話で私の方までお知らせください。

祈祷課題

　　１．フェイス・イン・アクション聖書学校のため：経済的必要のため、教師のため、学生の卒業のため。
　　
　　２．７月、８月に行われる、学生たちのアウトリーチのため。

　　３．９月から新しく学びをスタートする、学生のため。
　
　　４．聖書学校のために軍の施設を購入できるよう。
　
　　５．牧師、働き人とその家族のため。

　　６．貧困や経済的な困難の中に置かれている、ロシアの家族のため。