極東ロシアでの

フェイス・イン・アクション聖書学校

ニュースレターの目標

信仰ミニストリーズのニュースレター2000年12月

12月の極東ロシアでのミニストリー

ノエル・モーリス、ターニャとその車椅子

旅行中の問題

 2000年12月ニュージーランドを出発するときから今回の旅行はハプニングの連続でした。午前3時半に家を出発して10分走ったところで自動車の車輪のベアリングが外れて走れなくなってしまいました。また出発時日本からの送金が私の銀行口座に届いていなかったので、空港へ向かう途中自分のクレジットカードに振り込んでもらう様に連絡したのですが、確かめてみると自分のクレジットカードを置き忘れて来ていることに気付きました。また飛行機が夜中ソウルに立ち寄ったとき、自分のバッグが着いていなかったのです。

 時として主に信頼することを忘れて心配してしまうことがあります。主は私の全ての荷物をハバロフスクに着いたときに間に合わせてくださいました。その荷物の中には献品としての車椅子が含まれており、それを運ぶために発生する費用は一切請求されませんでした。


ハバロフスク市

 ジョイ・マックレイ師のストリートチルドレンやホームレスの男性達に対する働きをビデオに収録して、私は最初の5日間をハバロフスクで過ごしました。ジョイ師の働きはロシア社会のひずみに落ち込んでドロップアウトした子供達やハンディキャップを持った若年層の為に、列車を改造した建物で学校を開くという働きにまで拡大しています。

 今回私が運んだ車椅子は生まれつきサリドマイドの影響でハンディを背負った30歳のターニャという女性のためのものでした。ターニャの持っていたロシアでの車椅子はロシアの村の整備されていない地面の上では十分に持ちこたえるほどの強度がありませんでした。彼女は補強された車椅子をプレゼントされて大変喜んでいました。このことを聞いたのは私達がハバロフスクを離れた後でした。ニュージーランドの人々が彼女のことを気遣ってくれていることを思い、感動したのですが涙をじっとこらえていたということでした。このために労して下さったオークランドのCMWTDの方々に感謝します。最初の日曜日にはスヴェト・ミラ(世の光)教会でメッセージをしました。アンドレイ牧師は私が1992年に最初にロシアを訪ねた時からの友人で、彼の教会は力強く成長しています。

聖書学校で教えるダビデ・ボーランド牧師

ウラジオストックへ

 ハバロフスクから夜行列車でウラジオストックに向かいました。私が着いたとき聖書学校ではダビデ・ボーランド牧師(私達がニュージーランドで出席しているハミルトン・エリム・教会の牧師)が教えていました。ダビデ師は私に会って、大変喜んでいました。雪と寒さの中でも何とか持ちこたえていました。また彼の授業も大変盛況のようでした。通訳者は彼のスコティッシュのアクセントを何とか理解して通訳していました。学生達はスコットランド英語を話すことはできませんでしたが、彼を愛していました。

 次の日ダビデ師はニュージーランドに帰国し、私が授業を始めることになっていました。その週は御国の生き方についてのメッセージを行いました。また学生達の卒業に向けて多くの時間を事務仕事に費やしました。また土曜日にはウラジオストックの女性アグローの集会で話すことを頼まれました。約25人の女性達が最近スターとしたクリスチャンカフェに集っていました。日曜日には生ける神の教会(アレクセイ牧師)でメッセージをしました。アレクセイ牧師はその間ロシアの大学が彼に宗教学に関しての資格を与えるということだったので1週間の間試験を受けていました。彼らは日曜日でさえ試験のスケジュールを組んでいたのです!月曜日と火曜日には下級生のクラスで癒しについて教えていました。月曜日の夜に私達は教会の信徒を集めて病の癒しのための集会を持ちました。約40人が来ましたが、学生達が祈ると病んでいる人たちが癒されました。

フェイス・イン・アクションの生徒たち、2000年12月

 火曜日にニュージーランドにあるフェイスバイブルカレッジのデス・ショート師が立ち寄り、ソロモンの雅歌を2日間教えました。そして15日の金曜日に9回目の卒業式で話してくれました。今回7人の学生が卒業しました。(男性6人と女性1人です)今回の卒業生を合わせるとこの聖書学校から今までに89人が卒業したことになります。デス師は私達と一緒にハバロフスクに行こうとしましたが、彼の飛行機の予約変更は不可能であったので土曜日にウラジオストックを発って行きました。

ノエル・モーリス、ディマ、デス・ショートと生徒たち


卒業生の同窓会

 卒業式を終えてすぐ、ディマ師と私はハバロフスクへの夜行列車に乗り込みました。卒業生の幾人かはさらに遅い列車で来ることになっていました。私達は土曜日の午後スヴェト・ミラ教会で同窓会を持つことになっていました。当初この同窓会でデス師が3回のオープンミーティングを持つことになっていましたが、デス師が来れなくなったので私がゲストスピーカーとしてヘブル書から3回のメッセージをしました。一人一人が教えを通して励ましを受けた様でした。

卒業生の同窓会

 20人の卒業生はウラジオストックやハバロフスクの地域から来ており、ある卒業生たちはお互いに何年も会っていない者もいました。卒業後に結婚した2組の夫婦は彼らの子供を連れて来ていました。他の3組の結婚した者達は、配偶者が出席でできず、一人で出席していました。私はメッセージは短めにし、食事をしながらそれぞれの体験や証を分かち合いました。その一つ一つは大変力強いもので、最後に彼らの為に祈り合いました。この同窓会が一人一人にとって大きな励ましであり、価値のあるものでした。次回の集まりはいつになるのでしょうか?


働き人の不十分なサポート

 今回の旅行で少し残念だったことは、私達が働き人に十分なサポートを持って行くことができなかったことです。彼らの中でもささげてくれる者もありました。また私達が献金として預かった分は全部持って行きました。他の働き人は3ヶ月ごとに$100(約12000円)しか受け取っていません。これは残りのわずかな献金を彼らで分けているということなのです。どうか主が他の方法を通して必要を満たしてくださるように、そして次回は彼らに十分なサポートを渡すことができるよう、お祈りください。もしこのニュースレターを読んでいるあなたが、ある働き人、牧師のスポンサーになりたいという方があったら、ご連絡ください。

このリンクで牧師と働き人の写真を見る


聖書学校を再建のスケジュール

 今年の始めに聖書学校を再建するという計画はまだはっきりとしていません。私達の希望としては、雪が溶ける4月か5月に再建をする準備を整えたいのです。米国の熟練した技術者が来てくれるという計画は消え去っているようです。そしてこのことが、再建の献金を集めるという決断を遅らせている原因でもあります。またこのためにボランティアを募りたいと思っているのですが、まずスケジュールを知らせる必要があるのです。


 皆さんがいつも祈りに覚えて下さり、献金をして下さっていることに感謝しています。皆さんが素晴らしい年を迎えられたことと思います。


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