極東ロシアでの

フェイス・イン・アクション聖書学校

ニュースレターの目標

信仰ミニストリーズのニュースレター2000年10月

ロシアにおけるいのちの流れ
 ロシアへの鉄のカーテンが開かれてからおおよそ10年が経ちますが、教会がロシアの人々にインパクトを与えるさまざまな機会が訪れています。しかし宗教的自由の尺度に関して誰ももっておらず、また経済的な変化が平均的なロシア人の生活に打撃を与えてしまいました。 命の変化は法律によってはもたらされません。それはイエスキリストに個人的に出会った結果与えられるものです。それはあるときは大衆伝道であったりしますが、成熟したクリスチャン、力強い教会を生み出すには一対一の弟子訓練が必要となってきます。私たちフェイスインアクションにおける目的は、人々を神の人として整え、彼らの住んでいる村々や都市や国を変え、ロシアの教会の明日の指導者として育成することです。

2000年10月の生徒たち

ロシアにおけるいのちの流れ

 ロシアへの鉄のカーテンが開かれてからおおよそ10年が経ちますが、教会がロシアの人々にインパクトを与えるさまざまな機会が訪れています。しかし宗教的自由の尺度に関して誰ももっておらず、また経済的な変化が平均的なロシア人の生活に打撃を与えてしまいました。

 命の変化は法律によってはもたらされません。それはイエスキリストに個人的に出会った結果与えられるものです。それはあるときは大衆伝道であったりしますが、成熟したクリスチャン、力強い教会を生み出すには一対一の弟子訓練が必要となってきます。私たちフェイスインアクションにおける目的は、人々を神の人として整え、彼らの住んでいる村々や都市や国を変え、ロシアの教会の明日の指導者として育成することです。

 フェイスインアクション聖書学校の新学期は9月に12名の新入生と前期に入学した7名の上級生を迎えてスタートしました。彼らはロシアの異なる地域から民族的な背景を持った代表としてやってきました。

9月の教師ベバン・ホワイト師

 9月からは教師たちがやってきて彼らの御言に対する洞察を分かち合うことになっています。ベバン、パット・ホワイト師、アリステア・リース師らがニュージーランドから、またアメリカから日本への宣教師として来ているリチャード・フラッシュ師、ロシア地方の宣教師であるジム・ハーパー師、アメリカからロシアの牧師として来ている、ウラジミール・アルブソフ師、また多くのロシアの教役者たちが聖書学校の教師として奉仕することになっています。

 デイビッド・ボーランド師、ノエル・モーリス師、デス・ショート師らが11,12月にニュージーランドからウラジオストックに向かうことになっています。

 学生たちは神様が不思議な方法で彼らの祈りに応えてくださったことを見てきました。経済的にも不足している中で、多くの必要があり、学生たちは外部のお客さんを招くために表面的な修復をしなければいけません。またスタッフの数人が学生に食べ物をささげたりしますが、普通食料は限られた金額の範囲の中でしか買うことができないでいます。寒い冬に向けて新しい暖房システムが入れられました。彼らの信仰はエホバ・エレ(主は備え主)なる方に信頼する信仰が強められています。

 修復費用、食費を支払うために、12月までに$5000(\540,000)が必要です。


行政の実態

 社会主義政権の頃は、官僚主義が最盛期でした。しかしペレストロイカ以降は混沌とした状態になっています。しかしまた元の状態に戻ろうとしています。ウラジオストックにある政府の宗教局はその地域の宗教をコントロールしていると信じており、このことがビザを発行する際に出すインビテーションの手続きを困難にしています。彼らは聖書学校に対しても登録の手続きを通してコントロールし始めています。具体的には聖書学校の建物や教師たちへの面接などの査察を行おうとしています。ある時は私たちは彼らとよい関係を持っているように思えるときもあるのですが、ある時突然大きな問題が発生するのです。私達は彼らの気まぐれや理不尽であいまいな法の解釈に振り回されそうになります。しかし神さまが全てのことを支配してくださっているのです。主はいつも変わることが無く、またその御言は不変です。私達は主に信頼をおきます。そしてその信仰の祈りは荒野の中に道を設けるような形で応えられるのです。私達は明らかに多くのチャレンジに直面していますがイエス様は彼らに対してもっと力があるお方なのです。


12月15日の卒業式

 今学期は上級生の卒業式をもって終わります。ニュージーランドのフェイス聖書学校の校長であるデス・ショート師は卒業式での司式を務めることになっています。


同窓会

 今学期の終わりにはモーリス師はフェイスイン聖書学校を卒業してロシア極東地域の働き人となっている卒業生の最初の集会を持つことを計画しています。彼らは現在神の御言によって新しく学び、取り扱われる機会が少ないためこうした集会を持つことになりました。レーナ・ヤコバは最適な宿泊施設を持つ場所をハバロフスクで探しています。この集会に参加する教役者の殆どは旅費と宿泊費の補助を必要としています。このために必要な予算は約$2,000(\216,000)です。

ニコラエフカ村でのリハビリ働き人(2人の卒業生)

卒業生の活動

 私達はミニストリ-に入っている卒業生から時々活動のレポートが送られてきます。バレリ師とオルガ師は田舎のほうで2つの教会をスタートしており、25-30名の会衆が集っています。彼らは大変喜んで奉仕しており、大きなビジョンを持っています。セルゲイ師とアイリーナ師もまたシベリア地方で開拓教会を始めました。そこでは多くの若者達が麻薬から解放されるという御業が起きています。オレグは地方を巡回して福音を語っている伝道者です。またポルガニチ村から来た一人の学生は子供達の集会を始め、現在80人の10代の若者達が継続的に出席しています。


牧師・働き人の支援について

 現在フェイスミニストリーズは12の個人や家族に対して支援を行っています。支援を受けている者は全体の中ではわずかですが、今年の献金は終わっており、この数ヶ月彼らに献金を送ることができなくなっています。9月から12月までの間の生活費として十分な献金を送るためには$6,800(\734,400)が必要です。


モーリス師のロシア渡航

 モーリス師は11月28日にニュージーランドを出発して、以前モーリス師の祈りを通してハバロフスクの近くに住んでいる少女の障害が癒されて車椅子から解放された話しをドキュメンタリーのビデオにするために会いに行きます。その後電車でウラジオストックに向かい、フェイスインアクション聖書学校で教えることになっています。デス・ショート師は今期最後の週の授業と卒業式の為に12/15にウラジオストックに着きます。モーリス師はその後ハバロフスクに戻ってフェイスインアクションの同窓会集会に向かい、12/21にニュージーランドに帰国します。


ニュージーランドからの教師アリステア・リース牧師からのレポート

 ロシア当局アレクセイ師とディマ師はロシア当局とのやり取りで困難を覚えているという事を話してくれました。そうした心の準備があったので、授業の3日目に他の指導者達と共にロシア宗教局(元KGB)に報告書を提出することを命令されたときは驚きはしませんでした。そして私達は毎朝彼らに、私達の報告内容が偽りの無いことを説明しなければいけませんでした。最終的に私達を担当している上役がスタンプを押してくれて、私は滞在することができるようになりました。私は事前にその場所に来るようには聞かされていなかったのですが、もし私の無実を証明できなければ、次の飛行機で即国外追放されるところでした。次の週には3人の査察官が私の講義を調べに聖書学校までやってきました。幸いなことに交通渋滞の為に私の講義に間に合うことはできませんでしたが、残りの時間は聖書学校で一緒にコーヒーを飲んだり会話をしたりして楽しむことができました。彼らの訪問や指導者達との会話を通して、私は現在聖書学校が置かれている状況は大変厳しいものであることを感じました。最近のe-mailの中でロシア当局がFIAと生ける水の川教会(アレクセイ牧師)を訪れる教師たちが当局に足を運ぶという厳しい条例を設けようとしていることが書かれていました。このような最近の変化は私達が考慮すべきことであり、祈りが必要であると思います。ウラジオストックの宗教当局はこの1年でスタッフを3人から18人へ増やしています。これはあらゆるレベルの宗教的活動を彼らが支配しようとしているためであると思われます。

教えについて
 授業は約20人で持たれました。中には最近刑務所から出てきた方もいます。私はこれから彼らが直面する困難な状況に役立つ教えをするという重荷があります。箴言はそのような教えの為に適切であると思われます。御言から受けるチャレンジは現実の生活の中で真理となるはずです。彼らは比較的新しいクリスチャンであり、信仰を持つことであらゆる問題は消え去り、いつかは億万長者か有名な説教者になれるということが幻想であったことに気付き、現実の問題に直面するときの励ましとなるからです。私は彼らが持っている奇跡に対する期待感を無くして欲しいと思っているのではなく、むしろ人生の中で実際に役に立つ聖書の基本的な原則を自分自身で発見することを助けたいと思っているのです。箴言と第一コリントの解釈は私の教えの多くの部分を形成しています。学生達は実際的なことと霊的な事柄の組み合わせに対して大変反応を示していて、彼らが上げるさまざまな実際的な事柄について議論をすることができました。残念なことに彼らが抱いているリーダーシップのモデルはイエス様が弟子達に熱心に仕えた姿でなく、ロシアの権威主義的な態度に基づいているようでした。

補足
 アリステア牧師は5月に授業をする予定だったのですが、彼の息子さんが登山の事故で4月に亡くなる前に、そのことを知らずに早い時期にキャンセルされたようでした。私達はアリステア師が自分の時間と費用をささげて、この個人的な悲しみのすぐ後にFIAのために努力を惜しまなかったことに敬意を表します。そして彼とその奥さんであるジーニーさんに私達の愛を示します。

祈りの課題:

1.フェイス・イン・アクション(FIA)の学生とスタッフの御言の学びのため
2.政府への登録が保留されているFIAの機能が回復するため
3.ロシア当局から公正な扱いを受けることができるよう
4.ターニャのために車椅子が安全に搬送することができるよう
5.教師のビザが下りるよう。また旅行の予定が守られ、 FIAでの授業のため
6.ハバロフスクで持たれる卒業生の集会のため
7.多くの経済的必要のため
・聖書学校の修理、電気・ガス・水道・食料: \540,000
・卒業生の集まりの為: \216,000
・牧師と働き人の支援:\734,400
・モーリス師の旅費の為: \129,600

どうか私達を、またロシアでの働きを助けてください。

 上記したような経済的な必要のためのアピールは目立つような感情的な表現はしていないこともありますが、大変圧倒されるような大きな必要であるように見えることもあります。しかしどんなに皆さんのささげものが小さいものであっても、 FIAの学生達やロシアの人々にインパクトを与えるのです。これらの必要に対して皆さんが助けることができるかどうか、もしくは皆さんの教会で宣教のための基金があって利用できるかどうか、どうかお祈りください。献金などはモーリス師が出発する 11/28までに着くように送ってくだされば感謝です。


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