極東ロシアでの フェイス・イン・アクション聖書学校
ニュースレターの目標

ディマ校長

　ロシアの極東地域に1992年に初めて旅行して以来、主は私たちの働きに驚くべき報いを与えてくださいました。フェイスインアクション聖書学校を卒業した80人のうちの多くの者が牧師、聖書学校のスタッフや服役者の社会復帰施設の働き人、またそれぞれの地域において主に仕えています。私たちは学校の運営や、神の言葉を伝えるためにボランティアで来てくださる教師たちの為に必要な献金を送ってくださる方々のことをいつも覚えています。今学期は9月に始まりましたが、私達は素晴らしい教師たちがそろいました。パット、ベバン・ホワイト師、アリステア・リース師、デス・ショート師、そしてそのほかのニュージーランドからの教師たち、米国から日本への宣教師であるリチャード・フラック師達です。そして彼らの合間を縫ってロシアの牧師達が教えてくれることになっています。

わずかな望み

現在ロシアは多くの悲しみに苦しんでいます。地下鉄での爆弾事件、全員が死亡した潜水艦事故、そしてモスクワでのテレビ塔の火災事件等です。しかしさらにひどいことは、不法がはびこることによって、1億5千万人もの人が貧困と絶望に縛られているということです。ロシアでは毎日1000人が死んでいる一方、生まれてくる子供はわずか8人です。中絶と今日の世の中で子供を持つことへの不安と失望がこのような結果をもたらしているのです。男性の死亡者の5人中4人はアルコールが原因であると言われています。ウオッカは国家に対する痛みを和らげます。 　聖書学校の中や教会の中に神様の恵みの証が多くあります。それはイエスさまに救われ、犯罪、麻薬、性的不品行の束縛から解放されたというものです。10年前の教会が体験した事の無い痛みを今通過している若い兄弟姉妹はイエス様がこの試みを通して導かれていることを感じています。 　イエス様のみがこのロシアを変えることができるのです。皆さんは150年前にハドソンテーラーが見た幻について読んだ事があると思います。それは、力強いリバイバルがロシアで起きてやがてヨーロッパに波及して行き、そして世界中に及んで行くというものでした。私達は彼のビジョンの始まりを見ているのです。それは一歩一歩進んで行きます。私達が一人一人を訓練して行き、彼らは別の人に語り、そしてその人たちを訓練して行くのです。それは彼らが聖霊の力によって変えられ、イエス様が彼らの人生の中で輝くためなのです。そのときこそ、義が勝利し絶望や今日ロシアを縛っている問題を克服して行くことができるのです。

教会から帰る道

　フェイスインアクション聖書学校はいくつかの困難と遅れを通過しています。５月にはクリスチャンの建築家や技術者たちがウラジオストックに来て、建築物の評価をし、再建地区の計画を立てました。そして材料を選定し、費用の見積もりをしました。しかし残念ながらその計画は進行しておらず、夏の気候の日々はあと数週間しか残されていない状態となってしまいました。建物の再建は雪が降り出してから来年の4月までは進めることができません。

　しかしこれによって私達はこの期間に費用を貯めることができると思います。詳細が分かり次第、必要な費用とボランティアについて皆さんにご連絡させていただきたいと思います。

　もう一つの問題は教師たちのビザを取ることが遅れているということです。7月にカナダから伝道者を招いて大きなクルセードをウラジオストックで持ちました。その結果ロシア正教会が不満をぶつけてきました。それでインヴィテーションの発行が遅れたのですが、幸運にもいまやっと発行されつつあります。しかしロシア正教会と政府の役所は地方教会に対して反対する態度を示しています。

学生と友だち（2000年6月）

1.　9月に入った新しい学生と今学期の学びが祝福される様
2.　今年ウラジオストックをボランティアで訪れる教師たちのため
3.　聖書学校、スタッフ、教会の働き人の経済的祝福のため
4.　来年再建する計画のための経済的祝福とボランティアのため
5.　卒業生80人全員の極東全域での働きのため
6.　今年12月にロシアを訪れるモーリス師の渡航費が満たされるよう

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