極東ロシアでの
フェイス・イン・アクション

トレーニング・コース

(以前のフェイス・イン・アクション聖書学院)
ウラジオストック、ロシア
ニュースレターの目標

信仰ミニストリーズのニュースレター2004年11月
私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、
信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。

(ローマ1:16)

 信仰ミニストリーズの日本代表を務めていた、田園牧師が9月に急遽日本を去らなければならなくなりました。3年間、信仰ミニストリーズのために尽くしてくださったこと感謝しますとともに、新しい進路でのご活躍をお祈りします。

 今後この任務を引き受けてくださる人を探しており、そのため11月4日から17日まで日本に滞在の予定です。皆様の手にこの手紙が届くころには、新しい人が見つかり、日本のクリスチャンのための働きが続けられることを願っています。

 日本滞在中の連絡先は、グッド・サマリタン・チャーチ(電話 0727-66-0110)にお願いします。伝言を預かってもらえます。日本では各地を回って多くの方とお会いできたらと思っています。

「フェイス・イン・アクション聖書学院 10周年記念同窓会」

 10周年記念同窓会について報告します。まず、私たちのために祈ってくださっていることを心から感謝いたします。

 今回の同窓会とセミナーは、参加した全ての卒業生にとって大きな祝福でした。卒業生たちは遠くはシベリア、サハリンなどの極東から、近いところではウラジオストックの近くの村から参加してくれました。参加人数は全部で62人、約半数は全部の行程に参加しました。残りの半分は仕事の都合上、1日から2日間の参加となりました。集まった人数は卒業生全体の3分の1に相当しますが、多くは卒業以来一度も会っていなかったり、違った年に勉強していたため初めて会った同窓生たちでした。

1995年に卒業したサーゲイとイラー

 毎日セミナーによる学びの時間が4時間ありました。ミカイル牧師、アレクセイ牧師と私が交代で教えました。夜の部は教会のメンバーたちにも開放され、説教を中心とするものでした。土曜日には多くの参加者が海に行って泳いだり、バレーボールをして楽しみました。プーチン大統領の下の宗教協議会で仕事をするコンスタンティン・ベンダスさんが特 別ゲストとして参加してくれました。またアメリカからアナトリー兄も途中から参加してくれました。

 卒業生たちに励ましを与えた後、手を覆いて祈りました。それぞれが気持ちを新たにし、新しい力をいただいて、主に仕えるために帰ることができるよう祈りました。帰る際には、卒業生たちには助けとなるような数々の本が与えられました。みんなで写真を撮り、食事をした後、それぞれ車や、電車、バスで帰途に着きました。

 全員が、それぞれの生活や奉仕の中で主がどのように働いてくださっているか証しをする機会を持ちました。ほとんどの証しは、翻訳されカセットテープに録音しました。今後それを文章にして、たくさんの方に私が受けた祝福を分かち合ってもらいたいと思っています。

 フェイス・イン・アクションの同窓会のためと、私のロシアの伝道のためにお祈りと励ましと、献金をささげて下さった方々に、心から感謝いたします。10年間の働きの実と、卒業生の伝道の成果を見て、非常に感謝しています。皆様の祈りは日々答えられています。献金も永遠の目的のために用いられています。

卒業生たちに手を覆いて祈りました。

ロシア伝道と癒し

 フェイス・イン・アクションでのすばらしいセミナーと関係者との再会の後、ニュージランドに戻るまで数日間の余裕がありました。数人の牧師は3日間私のために700KMも離れている、6つの村の教会で集会を計画してくれました。「特に病人のために祈るように」と頼まれました。

 金曜日、私の通訳者のディマ師と5時間かかって、バスでアーセンイエブ市に行きました。ここで5年前にサーシャさんと聖書学院を卒業後、結婚したアニヤさんに よって教会が開拓されました。サーシャさんは中国へ聖書を持ち運んでいますが、約60名の方々が特別集会のために借りた幼稚園に集まりました。

1998年に卒業したサーシャとアニヤ

 賛美と礼拝をし、説教の後は人々のいやしのために祈りました。神が多くの人々に触れて、聖霊によって倒されました。多くの必要がありました。背中の痛い方々、足や手の問題をもっている方々、腎臓や肝臓が悪い方々、数人の目の悪い方々などです。

 特に12歳の心臓が悪い少女が主によって触れられました。16歳の麻痺している少女が車椅子から立ち上がり、最初の数歩を助けられながら歩きました。私は「 あまり気にとめることではない。」と思いましたが、彼女はそれまでそんなに歩いたことがなかった、と聞かされました。

 翌日私たちはウスリイスク市にバスで行きました。オレグ牧師が迎えに来ました。彼のバンにのり、中国との国境近くのポグラニチニ村に行きました。その途中で彼は中国の国境を越え、最近、伝道チームが中国のクリスチャンに御言葉を伝えた場所を見せてくれました。

 その夜、ボヨコ村のニナさんの家で20名の人々が集まりました。ポグラニチニ教会は聖書学院に多くの学生を送ってくれています。そしてニナさんはこの村に戻り家の教会を始めました。ここでも多くの方々が神の力に触れました。

 日曜日は忙しい日でした。集会の前に肺癌にかかっている牧師の父親に面会し、祈りました。教会で早く70人が集まりました。小さな子供も礼拝に加わり、音楽に合わせて風船を振りました。約6名の聖書学院の卒業生がその教会で奉仕しています。

 そこでも説教し、病人のために祈りました。一人の婦人が数年前腕にけがをし、動かすことが出来ませんでしたが、腕も指もかなり動かせるようになりました。次の婦人はくるぶしを痛めて癒されたのですが、痛みが残りました。その痛みがなくなり、走り出し部屋中を踊りまわりました。彼女にいやしは、他の方々の信仰のレベルを高め「自分も癒される。」との確信を与えました。

 集会が終わる前に、私たちはバンにのりボグスラブカ村の次の集会に急ぎました。オルガ牧師の小さな教会は改築された店を借りています。会衆の半分の10人はリハビリ施設から出席しています。そこでも私は全員のために説教し祈りました。

 次の村に連れて行ってくれるオレグ牧師から、「前に集会でくるぶしが癒された婦人は初めて教会に出席した方で、その後救われました。」とのニュースを聞かされました。私たちはザリコバという村まで非常に悪い道を運転しました。ここではベレリーさんとナターシャさんが家庭集会を開いており、しばらく日ざしの中で庭を散策し、イチゴやラズベリーを見てまわりました。次の集会に出発する前に、簡素な家での集会で、私は証しをし、短く彼らのために祈りました。

ディマ、サーゲイとノエル・モーリス

 次の場所は、ハンカ湖のほとりにあるカーメン・リョボロブ村でした。私の通訳者のディマ師が10年前、聖書学院の学生の時に、この教会を開拓しました。現在彼の母であるニナ師が牧師となっています。約50人の方々が特別な日曜日の午後の集会に出席しました。以前、ここには数回来たことがあり、彼らは私の説教を熱心に聴いてくれました。全員が祈りの列に並び、祈ると主は彼らの身体に触れてくださいました。脊椎湾曲症、肝硬炎、目の病気、皮膚病などです。すべての結果が分かるまでには、数ヶ月かかることでしょう。

 食事の後、次に移動しました。非常に疲れていましたが、喜びながら200KM離れたウラジオストックに夜中に到着しました。ディマ師と私は700KMにわたり、6つの教会で200名の人々のために祈り、東ロシアの村々で伝道している13名の卒業生の働きを見ることが出来ました。

野外でいのりの集まり


フェイス・イン・アクションの近況

 9月から新学期がはじまって、20人以上のフルタイムの生徒が勉強しています。生徒の何人かは音楽に優れた生徒たちで、生徒同士の関係もうまくいっているようです。

 最近のロシアでのテロにより、社交生活に政府の強い制圧がかかるようになりました。しかし、生徒たちは新しい方法を見出し、町の広場のようなところで、屋外コンサートを開いたりして福音しています。

 ある農家が生徒たちにジャガイモを十分の一献品してくれました。生徒たちは収穫を手伝いに行き、冬に備えるためキャベツを漬けたり、薪を集める手伝いをしてきました。


お祈りください。

    • アレクセイ牧師の家族、FIAのスタッフと20名の学生のために。
    • 学校運営のための毎月の必要のために。25万円
    • 新しい学生寮建設のための必要のために。
  
日本事務所
〒520-0853 滋賀県大津市螢谷5-22
信仰ミニストリーズ
日本代表 サム・ベネディクト
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