6月9日に現在の学期が終了し、11人の学生が、コースの終了を祝いました。苦しみと困難によって、関係者である学生とスタッフを、さらに成熟させてくれました。日々の学生への責任は、スタスさんとジナさんの助けを得て、料理長のラリサ姉が負って下さっています。そしえ、教師のスケジュールは記録秘書のナターシャさんが責任を負ってくれています。地方教会の牧師が良く教えて下さっています。この学期はこれまでになく最も厳しいものでしたが、学生達はよくがんばってくれました。 この最後の学期は、非常にすばらしくて、6月14日にFIAの学生の3組の結婚式が行なわれました。(結婚学校ではありませんが、現実のことです。) このような多くの問題にもかかわらず、アレクセイ牧師とロシアのクリスチャンは、信者を訓練することは、外部からもたらされるものではなく、自分たちの責任であることに気づきました。彼らは、信徒訓練を教会の働きの一部として継続することを決定し、来学期の入学希望者も備えられています。 この2月にちょうど新学期が始まった時、FSB(以前のKGB)の自動車に弁護士と関係者を乗せて、学院と教会を閉鎖する目的で、学院の敷地に来ました。彼らはFIAに関する多くの書類やファックスや電子メールを持って来ました。電話の会話を盗聴していて、近所の人々から事情聴取をし、数週間にわたってアレクセイ牧師やスタッフを妨害しました。 3月21日に プリモスキーカイ地方裁判所で公判が開かれ、裁判官は「FIAは適切なライセンスなしに教育活動をしている」と宣告しました。 5月20日にモスクワの最高裁判所で公判が開かれました。この公判にロシアの一番のクリスチャン弁護士であるウラジミール・リャクホスキー氏が弁護してくれたにもかかわらず、3人の裁判官が、「聖書学院を閉鎖する」との前回の判決を支持しました。 法的な立場 ロシアでは1997年に教会では「信者に宗教と宗教的教育を教える」ことができるが、「専門的な宗教教育や専門家を育てる」ためには、州の許可が必要であるということが、法律が制定さ れました。それには、「神学校」と「教会内の信徒訓練」という、考え含まれていますが、その中間の「聖書学院」という考えがまったく抜けているのです。FIAはその中間に位置する働きだったため、これ以来、多くの矛盾に出くわすこととなりました。 証し 一人の女性の学生が病気にかかり、病院にいかなければなりませんでした。2日後に回復しましたが、医者は彼女を退院を許可しませんでした。そのために、彼女はイエス様を証しし始めたのです。その結果、多くの入院患者がイエス様を信じ、その中の何人かは癒されました。末期的な病人も癒されました。彼女は他の病院にも行き、そこでも多くの人々が癒されました。何人かは教会に来るようになりました。 今日の学生について記しましょう。多くの地方から19人の学生がいます。大多数は若者です。6人はレソザボスクからのリハビリセンターから来ています。彼らは、アルコールや麻薬中毒者達でしたが、神様は完全に開放して下さいました。ニコライさんは両手がありません。しかし、彼はすべての講義のノートを取っています。 6月から8月の間、学生は地方の教会で実践伝道をします。また教会のない所で開拓します。9月にウラジオストックに戻り、学びを継続します。
今でも最も緊急な必要は学生寮です。現在の建物は大きな改修工事が必要です。そして新しい寮は、いまだにブロックを積み上げただけです。このための経済的な必要はある程度与えられていますが、十分でなく、さらに必要を感じています。 アレクセイ牧師は、私(モーリス)がウラジオストックを訪問し、直接状況を把握する必要があると考えています。私は今年の4月に行く予定でしたが、問題が発生したため、キャンセルせざるを得ませんでした。裁判が行われた今、政府が私に招待ビザを発行してくれるか疑問ですが、もし可能ならば11月に行きたいと思っています。 お祈りください。
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